ペットの交通事故は対応してもらえますか?
- 2016.11.30
- 事件対応等に関するご質問
ペットの交通事故も対可応能です。
ペットは飼い主にとっては家族にも等しい存在ですが、法律上は物として扱われます。
そのため、ペットが交通事故に遭って負傷・死亡しても、それは物損事故ということになります。
ペットと飼い主の関係性等から、市場価格以上の治療費や慰謝料の支払いを認めた裁判例も存在しますが、極めて例外的な取り扱いであることは否定できません。
以前、交通事故に遭ったヨークシャーテリアの示談交渉を担当したことがありますが、交渉は難航しました。
そのケースでは、飼い主の献身的な介護の甲斐もあって奇跡的に全快に近い状態まで容体が回復したため、飼い主の感情も軟化し、一定額での示談で解決を図ることができましたが、稀な事案であったと言えるでしょう。
このように、ペットの交通事故は難しい事案ではありますが、飼い主の気持ちの問題という部分もありますので、上記のようなペットの交通事故に関する実務の状況をご理解いただけるのであれば、対応可能です。
なお、ペットの交通事故については、弁護士費用特約を利用しての依頼を推奨しております。